新型コロナウイルス感染症の1日時点の重症者は全国で1050人となり、前日より30人増えて、約3カ月ぶりに過去最多を更新した。厚生労働省が2日発表した。これまでの最多は、1月26日時点の1043人。3月下旬には320~330人台まで減ってきていたが、「第4波」によって約3倍に急増した。人工呼吸器やECMO(エクモ)(体外式膜型人工肺)による処置が必要な重症者が増えれば、医療は逼迫(ひっぱく)する。
国内の感染者は、2日午後8時半現在で新たに5900人が確認され、1週間前の日曜日と比べると28%増加。死者は61人だった。北海道では326人と昨年11月20日の304人を超えて過去最多を更新し、岡山県(114人)、石川県(40人)も過去最多を更新した。
緊急事態宣言の対象となっている4都府県では、東京都が879人と、日曜日としては今年1月24日以来約3カ月ぶりに800人を超過。大阪府(1057人)、京都府(164人)、兵庫県(539人)とともに、1週間前の同じ日曜日より増加していた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル